夏の花粉症

花粉症がもっとも多い季節が、スギ花粉が飛散する春頃のため、花粉症は春にだけ起こると思ってる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は花粉症は、一年中起こっています。

 

春の花粉症の原因は、スギやヒノキなどの背の高い樹木であるため、花粉は高いところから風に乗って、非常に遠くまで飛んでいきます。

 

一方、夏の花粉症は、イネ科の植物の花粉が原因です。
これらの植物は背が低いため、遠くへ飛ぶことはあまりなく、そのため、その植物が生息している場所へ近づかないようにすることで、花粉を避けることが出来ます。

 

 

花粉症と言えば春のスギ花粉が原因の方が一番多いのですが、イネなどの花粉に対しても症状が出てしまう方もいらっしゃいます。

 

イネ科の植物に反応する方はスギに対しても反応する方が多いように感じます。ひどい方だと1年中抗アレルギー薬の服用が欠かせない方もいらっしゃるぐらいになります。


 

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夏の花粉症の原因となるアレルゲン

 

カモガヤ(イネ科の植物)
飛散のピーク 5月〜8月
飛散地域 全国
特徴

・夏の花粉症の代表。
・最も世界に普及している牧草で、オーチャード・グラスと呼ばれる。
日本でも牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。茎の高さは60〜150cm。

アレルギー症状 スギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状が現れます。

 

 

オオアワガエリ(イネ科の植物)
飛散のピーク 5月〜8月
飛散地域 全国
特徴

・イネ科に属する植物は大都市でも空き地や堤防などに生息し、郊外の住宅地では身近に多数繁茂している。
・世界に広く普及している牧草で、チモシーと呼ばれる。
日本でも牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。
茎の高さは50〜100cm。

アレルギー症状 基本的にスギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状が発現します。

 

ハルガヤ(イネ科の植物)
飛散のピーク 5月〜8月
飛散地域 全国
特徴

・スイート・バーナルグラスと呼ばれる。
日本では牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。
茎の高さは30〜60cmである。

アレルギー症状 スギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状。

 

ホソムギ(イネ科の植物)
飛散のピーク 5月〜6月
飛散地域 全国
特徴

牧草地、道ばた、空き地、堤防などに生息し、ペレニアル・ライグラスと呼ばれる。
日本では牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。
茎の高さは30〜50cmである。

アレルギー症状 スギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状。

 

スズメノカタビラ(イネ科の植物)
飛散のピーク 2月〜6月
飛散地域 全国(北海道から九州)
特徴

・叢生して生え、繁殖力が強い雑草である。茎の高さは10〜25cmである。
・道ばた、空き地、畑の周辺などに見られる 。

アレルギー症状 スギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状。

 

スズメノテッポウ(イネ科の植物)
飛散のピーク 4月〜7月
飛散地域 全国(北海道から九州)
特徴

・田によく生えることから別名タムギとも呼ばれる。茎の高さは30〜40cm。
・田畑のあぜ、湿った平地などの水辺に群生する。

アレルギー症状 スギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状。

 

夏の花粉症対策

 

夏の花粉症対策

イネ科の雑草による花粉症も、スギやヒノキによる花粉症とメカニズムは同じため、春の花粉症と同じような辛いアレルギー症状を発症します。
また、その治療も春の花粉症と同様に行われます。

 

もっとも飛散量が多いのが「カモガヤ」、、その次に「オオアワガエリ」「ハルガヤ」です。

 

スギ花粉が数百km離れたところまで飛ぶのに対し、イネ科の植物の花粉の飛散距離は、数十mから数百mと言われていますので、植物の生息地へ近づかないなどの工夫で、ある程度防ぐことができます。

 

しかし、最近は道路建設や土地造成後の表面保護や緑化、河川や軌道敷の緑化、公園やゴルフ場などの芝草として植えられていることも多く、至る所で生息しているのが現状です。

 

雑草が生い茂った場所へ行かない、河川敷やゴルフ場ではマスクを着用するなど、花粉から身を守る工夫が必要ですね。

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