クラリチン錠10mg/レディタブ錠10mg

 

 

特徴

クラリチン錠はアレグラ錠と同様に眠気が少ない抗ヒスタミン剤になります。添付文章上では、アレグラとクラリチンのみが基本的注意項目に眠気が掲載されていません。

 

しかし前述したように全ての方に眠気が出ない訳ではなく個人差がありますので眠くなってしまう方もいらっしゃいます。

 

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個人的には、クラリチンを飲んでも眠気が出る事なく、まただるさもなく、効果もバッチリ出る薬という印象を持っています。

 

しかしちょっと1日効果が持続しているのかな?と思う事もありますね。
ただ眠くなる事がないので仕事に支障がなく花粉症で服用をしていた時期がありました。


 

 

血液脳関門の通過性がほぼないと言われ、脳への移行がほとんどない為(脳内のH1受容体占有率が低い)眠気が発現しにくくなっています。

 

眠気の出やすさと、効果の強さは関係はありません。

 

 

規格・剤形

錠剤で10mg/60mg、口中崩壊錠としてレディタブ錠10mgとなります。
*ドライシロップ製剤も発売されています(ドライシロップ1%)

 

粉が苦手、錠剤がのめないという小児でもレディタブ錠は服用しやすくなっています。

 

 

効果効能

アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,皮膚疾患(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症)に伴う痒みに対して効果があります。

 

 

成分名

ロラタジン

 

用法用量

成人
1日1回10mgを食後服用、年齢により適宜増減

 

小児
7歳以上の小児では成人量と同等になります。

 

クラリチンの処方は、1日1回夕食後服用という形である事が多くなっていますが、食後でなくても効果はほぼ変わらないと考える事が出来ます。

 

食後服用となっているのはクラリチンの成分であるロラタジンが食後服用の方が最高血中濃度が高い為であると考えられます。しかしながら、ロラタジンは体内に入り消化管から吸収され肝臓を通過するとDCLと呼ばれる活性代謝物に変化します。

 

このDCLについては最高血中濃度は食前でも食後でもほぼ変わりがない事が分かっています。よって食後、食前どちらでも効果がほぼ変わらないと考えられます。

 

作用機序

・ヒスタミンH1受容体拮抗作用
・抗原誘発反応に対する作用
・ケミカルメディエーター遊離抑制作用

 

 

上記の作用の効果の出方としては

 

・ヒスタミンH1受容体拮抗作用 ⇒ 効果がすぐに発現する
・ケミカルメディエーター遊離抑制作用 ⇒ 予防作用

 

となります。


 

 

半減期

半減期:13.8±3.08時間

 

クラリチンの成分であるロラタジンが体内に入り、DCLと呼ばれる活性代謝物になり効果を発現します。

 

 

警告

特にありません。

 

 

禁忌・併用注意

・エリスロマイシン(抗生剤)、シメチジン(胃酸分泌抑制薬)は
ロラタジン及び活性代謝物(DCL)の血漿中濃度の上昇する、つまり効果が強く出る可能性が高い、副作用も強く出る可能性が高くなるので併用には注意が必要です。

 

 

副作用

主な副作用として、頭痛、眠気、倦怠感などの報告がありますが、かなり頻度は低くなっており副作用は起きにくい薬剤となっています。

 

 

眠気の副作用について

 

クラリチン錠は眠気は出にくく、添付文書上でもアレグラ錠と同じく運転等の注意事項もありません。

 

眠気が出にくいタイプの抗アレルギー薬となるので、日常的に車の運転、危険作業を行う方におすすめです。


 

 

排泄経路・性状・代謝酵素

糞中に約80%、尿中に11.5%の排泄となっており、胆汁排泄となります。

 

 

注意点

クラリチン錠とクラリチンレディタブ錠は、通常の錠剤か口中崩壊錠かの違いとなり効き目等については同じものとなります。

 

妊婦・授乳婦

妊婦には投与を避ける事が望ましいとなっていますが、催奇形性は認められていません。
また授乳婦では、外国人(6例)にて乳汁中への少量移行の報告があり避ける事が望ましいとなっています。

 

クラリチンは抗ヒスタミン薬の中で妊婦、授乳婦に対して比較的安全性が高いと言われています。
他にはクロルフェニラミン(ネオマレルミン、ネオマレルミンTR)、ジルテックなども安全性が高いと言われています。

 

*ただし器官が形成される妊娠初期は服用を中止する事がほとんどになります。

 

 

薬価

クラリチン錠は1日1回1錠となるので1日当たり94.5円になりますね。

医薬品名(メーカー) 薬価
クラリチン錠10mg 94.5
クラリチンレディタブ錠10mg 94.5
クラリチンドライシロップ1% 197.1

*H26年4月変更薬価(次回はH28年4月予定)

 

 

ジェネリック医薬品(後発医薬品)

アレグラ錠のジェネリック医薬品は既に多くのメーカーから発売されています。
基本「成分名+メーカー名」という形の名前となります。

 

医薬品名(メーカー) 薬価
ロラタジン錠10mg「JG」 53.4
ロラタジンOD錠10mg「杏林」 53.4
ロラタジンドライシロップ1%「日医工」 118.5

*上記以外も多数発売されています。

 

 

*ジェネリック医薬品の値段を調べたい場合はコチラのサイトを参考にして下さい。

 

 調べ方はまず先発品の名称を入力して表示された右側にある
 「同効薬リスト」をクリックするとジェネリック医薬品の価格が出てきます。

 

 

 

市販医薬品

クラリチン錠のスイッチOTC医薬品は発売されていません。
2017年1月にクラリチンEXという名称承認され大正製薬から発売予定となります。

 

 

クラリチン錠添付文書

 

最新のクラリチン錠の詳細については下記リンク先から確認する事が出来ます。

 

>>医療用医薬品の添付文書情報

 

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