抗ヒスタミン剤で太る?体重が増加する?その理由を解説!

あまり知られていない副作用となりますが、現実に抗ヒスタミン剤を服用する事で太る副作用が出る方がいらっしゃいます。特にこの体重増加の副作用は女性にとっては大敵ですね。
*抗ヒスタミン薬以外でも同様の副作用が発現する事があります(例:抗うつ薬など)

 

この体重が増加する副作用の原因としては、下記の事が考えられています。

 

項目名 ヒスタミン(H1)受容体遮断(抗ヒスタミン作用)
主作用(効果) 鎮痒、鎮静作用
副作用 食欲増進作用
作用機序 ・視床下部にある満腹中枢への刺激がなくなる事による食欲増進

グレリン分泌促進による食欲亢進、体脂肪利用抑制

 

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グレリンとは?

 

下記の効果を持つペプチドホルモンになります。

 

・成長ホルモン分泌促進作用
・摂食に関与する複数のニューロン調節に関係
・食欲増進、体脂肪利用抑制

 


 

このグレリンを脳内以外の腹腔内や静脈に投与しても食欲促進効果がある事が分かっています。
またストレスを受ける事でグレリンの分泌が促進される事も知られており過剰なストレスによる食欲増進もグレリンが関係しているといわれています。

 

同じ抗ヒスミタミン作用を持っている薬剤でも抗うつ薬などの方が体重増加の副作用発現が多いのは、患者の背景からストレスを抱えている方が多いと推測されるからではないでしょうか(個人的推測)。

 

抗ヒスタミン薬服用する事により食欲が増進されて食べ過ぎてしまい太ってしまう
特に抗ヒスタミン薬を飲む前と食べる量は変わっていないのに体重が増加してしまうという
口コミや話を聞く事がありますが、これはグレリンが関与してる可能性もあると考える事も出来ますね。

 

 

抗ヒスタミン薬であるペリアクチン(第一世代)は、以前は「食欲増進、体重増加」の
効果効能を持っていた事実があります。
*現在では添付文書副作用欄に食欲亢進が頻度不明で掲載されています。

 

 

副作用に体重増加の報告がある抗ヒスタミン薬

 

添付文書上に体重増加の副作用報告がある抗ヒスタミン剤はそれほどありません。
またあったとしても、頻度不明もしくは0.1%以下となっています。現実的には心配するような副作用ではないかと思われます。

 

下記に体重増加の副作用記載があってもグレリンが関与する事を示したものではなく、あくまでも副作用として体重増加があるという事を示しています。

抗ヒスタミン薬名 体重増加の副作用が添付文書上にあるか
アレグラ錠
クラリチン錠
アレロック錠 有(0.1%未満)
アレジオン錠
エバステル錠 有(0.1%未満)
ザイザル錠 有(頻度不明)
ジルテック錠 有(頻度不明)
*食欲亢進の副作用もあり(頻度不明)
タリオン錠
アゼプチン錠
ネオマレルミン錠
ネオマレルミンTR錠
セルテクト錠 無 *食欲更新の副作用有(0.1%未満)
ザジテンカプセル 有(0.1%未満)
ペリアクチン錠 無 *食欲更新の副作用有(0.1%未満)
ポララミン錠
ディレグラ錠
ゼスラン錠
ダレンカプセル
バイナス錠
デザレックス錠

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